院長コラム

2017.03.21

スギ花粉飛散中

彼岸も過ぎて春の日差しとなってきました。前評判では昨年の3倍飛ぶと言われていたスギ花粉症ですが、今のところそこまでの気配は感じられません。
一気に大飛散を起こして終わった昨年よりまんべんなくコンスタントに飛んでいるようです。
昨年受診がなく一昨年以来の方が多く受診されているのは昨年より飛散が多いということでしょうか。
下旬になるとヒノキ花粉も飛散します。スギ・ヒノキのいずれかの抗体を持っている人はいずれにも反応しますので対策が必要です。
マスク・メガネ・帽子とナイロン製などのつるつる素材のコートです。健康食品を摂っても即効性はありません。
レーザー治療も今は適応外ですし、舌下免疫も今は開始できません。今できることはいかに花粉を吸わないかということと薬物療法です。
薬物は内服と外用薬がありますが、この時期では内服だけでなく外用薬を積極的に使用していただくほうが効果は確実です。
点鼻薬と点眼薬です。毎日朝洗面後に鼻にスプレーを必要回数するだけで一日を快適に過ごすことができます。
点眼薬も朝出かける前に一滴、昼休みに一滴、夕方帰宅前に一滴、帰宅後に一滴両眼に点してください。花粉症であるにもかかわらず何もお持ちでない方はすぐに受診してください。
すぐに対策をしましょう。

2017.02.20

インフルエンザA減少

2月も残り1週間ほどとなりました。
前半は寒い日が続き、1月の後半からインフルエンザA型の大流行が起こりました。昨年と比べても罹患数は多いようです。
A型はやっと収束してきていますが、B型はまだ感染が拡がっていないようです。昨年は2月の後半になってA,Bとも混合して急速に増加しました。
今年もそろそろB型に罹患される方が増えてくるかもしれません。
例年、咳で始まり発熱してくるのが典型的ですが、必ずしも咳はなく鼻水もなく発熱だけの場合や腹痛を伴っているようなこともあります。
多彩な症状を持つ患者さんが徐々に増加しきているようです。
発熱がはっきりしないこともありますが、悪寒や全身倦怠感が強く迅速キットで陽性と反応が出ます。
治療をしなければやがて発熱してくる症例であると考えています。早く診断がついてラッキーなことだと(かかったことはアンラッキーですが)思います。
インフルエンザA型にかかってしまった人もまだまだ感染予防でうがいと手洗い、予防のマスクは心がけてください。B型インフルエンザの感染予防対策です。
両方にかかることは何としても避けましょう。
今週からスギ花粉の飛散が始まると思われます。今日から手持ちの薬を飲み始めましょう。
点眼薬、点鼻薬も予防的に使用してください。こちらもマスクと眼鏡で予防が必要です。
昨年の3倍と予報されています。まだ薬をもらっていない人、昨年の残りがない人は急いで受診してください。

2017.01.13

花粉症のレーザー治療

皆様あけましておめでとうございます。穏やかな正月の後、センター試験の頃になりますと毎年寒波がやって来ます。
インフルエンザ対策は大丈夫でしょうか。今後の対策は睡眠、栄養、マスクにうがいといったところでしょうか。
 さて今年のスギ花粉の飛散量は近畿で昨年の3倍と予想されています。こちらの対策も忘れず行う必要があります。
昨年のうちであればスギ舌下免疫療法がおすすめだったのですが、今からでは間に合いませんので手っ取り早く行うのはやはりレーザー治療ということになります。
この1月がその治療期間中ですので、何も考えていない方はすぐに当院を受診してください。今ならまだ間に合います。
来月になるとスギ花粉症に対してのレーザー治療は終了します。今月中にレーザー治療を行っておき、6月からスギ舌下免疫療法を行うのがベストです。
まだ花粉症の診断を1回も受けていない方はまず一度初診していただき血液検査などで確定診断を受けてください。そのあと予約でレーザーを行う日を決めます。
治療後2-3日は鼻水が出たり、鼻が詰まったりしますがその後は特に何の症状もなくなり日常生活に支障を及ぼすことはありません。
毎年お悩みの方はぜひ一度ご検討ください。

2016.12.13

インフルエンザと年末年始

12月に入って師走らしい寒い毎日が続いています。すでにインフルエンザが流行期を迎え枚方市内では学級閉鎖も報告されています。インフルエンザ対策は万全でしょうか。
ワクチン、手洗い、うがい、マスクですが、あと一つは十分な睡眠です。疲れをためないように睡眠を確保し免疫力を落とさないように注意してください。
今シーズンは今のところA型のみしか検出されていませんが、咳、鼻水といった風邪症状は目立たなくて、発熱が主症状のようです。39度以上の高熱のことが多いようです。
スギ花粉症対策では、12/1からレーザー治療の予約が始まっています。近畿ではスギ花粉飛散が例年の3倍以上との予想がたてられています。
舌下免疫療法を行っていない方や何も対策を考えておられない方は一度レーザー治療を考慮ください。
例年通りの薬による対策だけでは症状を十分にコントロールすることは難しいかもしれません。実際のレーザー治療は来年1月に行います。迷っている方は一度年内に診察を受けに来院してください。
年末は12/29(木)午前診まで行います。12/30(金)から1/5(木)まで休診いたします。
新年は1/6(金)から平常通り診療を行います。

2016.11.19

次の花粉症に向けて

日中は比較的穏やかな気候が続いていますが、朝の気温はどんどん下がってきています。
冬到来といったところでしょうか。今年はインフルエンザの流行とスギ花粉の飛散が多いのではないかと予想されています。
そのこともありスギ花粉症の根本治療である舌下免疫療法をできるだけ多くの方に勧めさせていただきました。
今までの2シーズンはスギ花粉の飛散量が大阪では随分少なかったこともあるかもしれませんが、効果はある程度有効ではないかと考えられます。
来シーズンに向けてのスギ舌下免疫療法は今月中に開始を原則とします。12月に入りますとスギ舌下免疫療法の新規スタートは一時中止とし、次は来年6月から再スタートとさせていただきます。スギ花粉症に対するレーザー治療は12/1から予約を始めます。
今年はレーザーでしのいでいただき、6月以降に舌下免疫療法をスタートするのもよいと思います。
ご希望の方は近々受診をお願いいたします。ダニ舌下免疫療法は今でも新規スタート可能ですのでご希望の方はぜひ一度受診をお願いいたします。年内の診察は12/29(木)午前診まで行います。新年は1/6(金)から通常通り行います。

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