突発性難聴

ある日突然片方の耳が聞こえなくなる病気

ある日突然片方の耳が聞こえなくなる病気突発性難聴は、その名の通り、ある日突然に左右どちらかの耳が聞こえなくなる病気です。それまで耳の病気に一切かかったことがない、前兆となる症状が全くなかった、という方にも起こります。
特に50代の方に多く見られますが、他の年代においても発症する可能性は十分に認められます。
発症の原因は未だはっきり分かっていませんが、治療は可能です。「完治」「ある程度回復」「治らない」と、全症例の治療結果はおおよそ3分の1ずつに分けられます。

発症~1カ月で聴力固定に

発症後、約1カ月で聴力は固定されます。そのため、早期発見・早期治療が非常に重要です。1カ月の中でも、治療開始が早いに越したことはありません。症状に気づいたら、1日でも早く受診するようにしてください。
発症から2週間以上が経過している、強い難聴がある、回転性のめまいを伴う、高齢者・10歳以下のお子様の場合は、予後が悪くなる傾向にあります。

他にもこんな症状が…

  • 耳が詰まったような感覚
  • 耳鳴り
  • 音が響く
  • 圧迫感
  • 音が耳障りに感じる
  • めまい

難聴以外にも、これらの症状があります。難聴が強い場合には、入院治療が必要になることもあります。
上記の症状が現れたときには、できるだけ早く、森口耳鼻咽喉科にご相談ください。

突発性難聴の原因は?

ウイルス感染、循環障害、ストレスなどが原因ではないか、という意見はありますが、根本的な原因は未だはっきり分かっていません。
また、遺伝性についても明らかな因果関係は認められていません。

発症から早めの治療を

聴力が固定されてしまってからでは、治療による十分な効果が期待できません。遅くとも発症後3日以内に、できれば一日も早く、治療を開始することが重要です。

突発性難聴の治療

突発性難聴の治療ステロイドの内服・点滴、血流改善薬、ビタミンB12などを使用して治療します。
入院治療の場合には、ステロイド剤や栄養剤の点滴、血液改善薬の点滴などが行われます。
いずれにせよ、治療期間中はできる限り安静につとめ、炎症の進行を食い止めることが大切です。

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