こんな症状でお悩みの方は副鼻腔炎(蓄膿症)かもしれません!

- おでこから鼻にかけて、頬の内側に不快感がある
- 頭痛、目の奥に痛みや不快感がある
- 青っぽい鼻水が出る
- 黄色っぽい鼻水が出る
- 鼻水が喉の奥に垂れて、痰がからむ
- 集中力が持続しない
- 鼻茸(鼻ポリープ)を指摘された
このような症状が見られる場合には、森口耳鼻咽喉科にご相談ください。
副鼻腔炎(蓄膿症)を疑いながら、他の疾患との鑑別を行い、適切な治療をご提案します。当院では、薬物療法だけでなく、手術による副鼻腔炎の治療も行っております。
なぜ、副鼻腔炎(蓄膿症)になるのか?
副鼻腔炎は、鼻の穴の内側にある“副鼻腔”という空洞で慢性的な炎症が起こっている状態です。
風邪や鼻・喉の炎症を頻繁に起こしたりすることで、副鼻腔に膿が溜まり、炎症を起こします。遺伝的に鼻の穴が狭い方、栄養バランスが乱れている方も発症リスクが高くなると言われています。
かつては、栄養不足・栄養バランスの乱れから起こる副鼻腔炎がよく見られましたが、近年はアレルギーに関係していると思われる副鼻腔炎が増えています。その場合は、副鼻腔炎の治療とともに、アレルギーに対する治療も必要になります。
副鼻腔炎(蓄膿症)を放っておくと…
副鼻腔炎を放置していると、炎症が広がり、髄膜炎などの重篤な疾患につながることがあります。また、中耳炎の原因にもなります。
症状に気づいたら、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診し、しっかりと治すことが大切です。
このような検査をして診断を行います
鼻腔ファイバースコピー検査
副鼻腔炎の検査において、もっとも一般的な方法です。ファイバースコープを挿入し、粘膜の炎症の程度、副鼻腔の出口部分の異常、後鼻漏の有無を調べます。また、ポリープの有無、鼻の弯曲の程度も分かります。
CT検査
ファイバースコープで観察できない部位は、CT検査によりその状態を調べます。粘膜の腫れの程度、溜まっている膿の量などを知ることができます。
当院で行う副鼻腔炎(蓄膿症)の治療
かつて、副鼻腔炎は、“治らない鼻の病気”というイメージがありましたが、現在は治療によって大きく症状を軽減できるケースも増えました。
森口耳鼻咽喉科では、薬物療法、ネブライザー療法、手術療法に対応しております。患者様の症状やご希望に応じて、適切な選択をいたします。
薬物療法・ネブライザー療法
副鼻腔炎の治療は、抗生物質、粘液溶解剤などの内服によって進めます。長期の内服を行う場合には、マクロライドの抗生物質を継続的に少量投与することもあります。
また、ネブライザー療法では、鼻やのどの炎症を抑える薬剤を霧状にして副鼻腔へと届けます。
手術療法
薬物療法やネブライザー療法で症状の改善が見込めない場合には、手術療法を検討します。
当院で行う「内視鏡下鼻内副鼻腔手術」は、従来の術式を比べ、出血や腫れが少なくて済みます。また、術後の腫れも最小限に抑えられる、患者様にとってもご負担の少ない手術です。