院長コラム

2025.09.01

COVID-19流行中

9月になりました。猛暑は変わらず続いていますが、先月のコラムにも書きましたが、やはり徐々にCOVID-19が流行しつつあります。ニンバスといわれる変異株かどうかははっきりしませんが、咽頭痛、咳、発熱が主な症状です。以前のような重症感はないため自覚が少ないようです。当院に受診してCOVID-19の診断を受けても驚いている方がほとんどです。微熱であっても発熱、咽頭痛、倦怠感、咳いずれかの症状があれば一度検査を受けていただき確定させることが望ましいです。感染拡大を招かないためにも感染の自覚を持っていただくことが重要です。インフルエンザABも検出されています。

さらに高熱が出ている場合にはインフルエンザの可能性を考えて受診してください。迅速検査にてコロナ・インフルエンザ同時測定が可能です。インフルエンザの場合48時間以内の服薬が必要ですので、ご注意ください。

当院では9月10日(水)から24日(水)まで院内改装工事のため休診いたします。大変ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。前後の検査等の混乱もあるかもしれませんので投薬の必要な方は長期処方をいたしますので申し出ください。

何卒よろしくお願いいたします。

2025.08.04

新型コロナウイルス感染増加中

お盆休み週間まで、あと1週間です。相変わらず猛暑日が続いています。
7月下旬から新型コロナウイルス感染症がまた増加傾向にあるようです。当院でも、迅速抗原キットによる検出者が少し増加しています。熱発と倦怠感、咽頭痛、咳、痰などが主症状ですが、ほとんど熱のみの方でも検査で陽性となることがあります。ただ上気道炎のような訴えはなくても声門下の喉頭内から気管にかけての炎症所見は以前からの所見と共通です。発熱期間は平均3日程度で、微熱の方から高熱の方まで様々です。
当院では受診のタイミング(比較的早期の場合)と発熱期間により抗ウイルス剤のゾコーバ®を処方しています。すでに2日以上経過した方や解熱している方は吸入ステロイドで治療を行っています。うつらないため、うつさないためにはマスクですが、屋外などでは必ずしも必要ではなく、電車や屋内の密集するところなどで着用してください。ご注意ください。

8月12日(火)から8月16日(土)まで夏季休暇のため休診となります。818日(月)から平常通り診療を行います。

また9月10日(水)から9月24日(水)まで院内改装工事のため休診予定です。
ご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

2025.07.14

猛暑日と感染症

7月も半ばを過ぎました。知らない間に梅雨も終わり酷暑が続いています。
特に大きく流行を迎えた疾患はありませんが、6月中はヘルパンギーナの子供がやや多く受診されました。先週には、インフルエンザA2人検出しています。1人は、クループの原因疾患として、もう1人は高熱の原因検索としてインフルエンザ抗原キットにて検索を行った結果です。今後流行を迎えるかどうかは不明ですが、注意する必要があります。また新型コロナウイルスも時々検出されています。
毎日猛暑日が続いていますので熱中症にも注意が必要です。水分摂取のみならず免疫ケアとして十分な休息をとっていただくことをお勧めいたします。感染症の予防につながるだけでなく、急性の感音難聴の引き金にもなりますのでご注意ください。
8月は12日(火)から16日(土)までの5診療日を夏季休暇とさせていただきます。9月中旬にも改装のため2週間程度の休診を予定していますので、定期受診をされている方は、予約の取り方にご注意ください。早めに受付でご相談ください。診察日が少なくて、受診が困難な場合も薬のみで可能かどうか早めにお問い合わせください。
何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

2025.06.03

学校健診

6月に入りそろそろ梅雨入りしそうな気候ですが、例年に比べ過ごしやすい日々が続いています。
例年この時期になりますと学校健診が終わり用紙をもらって帰ってくる子供もいるのではないでしょうか。その中で「耳垢栓塞」は最も多いものですが、病気としての意味はなく、たまった耳垢によって鼓膜の確認が取れなかった場合につけられている病名です。中には滲出性中耳炎や鼓膜に穴のある慢性中耳炎、まれに真珠腫性中耳炎が隠れていることがありますので、プール前には必ず耳鼻科で診察を受けて病気が隠れていないか確認をお願いいたします。鼓膜の穴からプールの水が入って中耳炎を悪化させてしまうことがないように注意をしてください。
また健診に先立ち聴力検査を受ける学年があります。聴力検査「要精査」となった場合は、必ず難聴があるわけではなく、聴力検査を行った環境から擬陽性となり難聴が疑われる場合や機能性難聴または心因性難聴という本来は周囲の人たちと会話ができますが、検査上難聴の区分に入るようなケースも少なくありません。またこれらの検査上は異常なくても言葉の聞き取りが困難である聞き取り障害LiD/APD)といった病気もあり、専門の医療機関での確定診断が必要になります。
放置せずに一度ご相談に受診ください。

2025.05.08

イネ科花粉症と舌下免疫療法

GWが終わりました。スギ花粉は4月上旬に、ヒノキ花粉は4月下旬に飛散終了しています。
現在花粉症状が出ている人は、イネ科花粉による症状です。4月中旬からスギヒノキ花粉ほどの飛散量はありませんが、ダラダラと梅雨入りまで続きます。カモガヤオオアワガエリの抗体を持っていて生活圏の中に河川敷の含まれている方は確実に症状が出ますので対策として、通勤・通学または犬の散歩経路を変更するか、不可能なら抗アレルギー剤を飲み続けるかです。
スギヒノキ花粉のように一気に大量飛散することはないので、毎日薬を飲んでいれば症状の出現は抑えられます。
アレルギー症状であるかどうかはっきりしない方は早めの受診をお勧めいたします。血液検査にて確定診断を行います。普通梅雨入りまでの内服で十分ですが、重症の方は梅雨明けまで継続してください。7月下旬ごろまで症状が続きます。特に河川敷でスポーツをする子供たちは7月下旬ごろを目安にしてください。
スギヒノキで痛い目にあった方は、舌下免疫療法を始めますので、通常の予約枠ではなく、舌下免疫初回枠を電話にて予約してください。朝840分から10時ごろまでかかりますが、説明と初回投与と30分の経過観察後の帰宅となりますので余裕のある時を予約してください。
よろしくお願いいたします。

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