医院名:森口耳鼻咽喉科 
住所:〒573-0064 大阪府枚方市北中振1-16-8 
TEL:072-835-7533

ブログ

2018.08.16

日帰り内視鏡下耳科手術

連日酷暑が続いていますが、疲労が取れるお盆休みを過ごされていますでしょうか。暑さのため移動などでかえって疲れが残ることのないようご注意ください。最近は花粉症・アレルギー性鼻炎の治療の話題ばかりこのコラムで取り上げていますが、これといった大流行するような疾患がないためでもありますが、ここ数年特にアレルギー性鼻炎・花粉症の舌下免疫療法に注力しているためでもあります。ただそれ以上に力を注いでいるのが、日帰り内視鏡下耳科手術です。当院では以前より日帰り局所麻酔下鼓室形成術を行ってきました。さらに進化させてより低侵襲の手術を実践するため局所麻酔下に内視鏡下耳科手術を取り入れています。おそらく日本でも当院だけではないでしょうか。適応となるのは慢性中耳炎、癒着性中耳炎、術後耳、早期の中耳真珠腫などです。耳だれが続いてお困りの方、子供のころから中耳炎があって聞こえの悪い方、一度手術を受けたものの聞こえが良くならなかった方、病院で真珠腫の診断を受けたものの長い入院での手術を敬遠される方など耳の後ろを切らずに耳の穴の中だけで終わらせることができ、その日に帰ることができる手術を希望される方は一度ぜひ診察を受けてください。日本では病床が有り余っているのが現状で、病院では入院ありきで手術を組むことが普通になっています。入院をしなくても安全に楽に手術を受けていただくことができます。ひょっとしてご自分も適応かと疑われた方は一度ご相談ください。

8/20(月)より平常通り診療を行います。

2018.07.17

スギ花粉舌下免疫錠

6月18日には震度6弱の大阪北部地震があり、引き続き西日本豪雨と天災に翻弄された1か月でしたが、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて6月29日には、スギ花粉舌下免疫錠シダキュアが発売されました。シダキュアは12歳未満(5歳以上)の人にも適応があり、今までスギ花粉症に悩まされ続けた子供たちにも免疫療法の門戸が開かれました。先に発売されていた液剤のシダトレンでは小刻みに量の調節がありましたが、シダキュアでは2,000単位と5,000単位の2種類のみで2段階で簡便です。ダニ舌下錠のミティキュアと同じやり方です。液剤のシダトレンは維持量が2,000単位でしたが、シダキュアの維持量は5,000単位に増量になっています。より効果的な気がしますが、その分副作用の発現はどうか気になります。シダトレンが舌下に2分間含んで嚥下するのに対し、シダキュアでは1分間の保持で済みます。この点も簡便でより服用しやすくなっていると言えます。保存も室温でよく旅行などでも携帯できます。ただ発売後1年間は最大で2週間分しか処方できない点が最大のネックになってきそうです。それでも構わないという方はぜひこの機会にシダキュアによるスギ舌下免疫療法を始めてください。すでに6月30日より12歳未満の子供を中心に治療を開始しています。希望される方はまずスギのIgE抗体を測定する必要がありますので一度診察を
受けてください。
 8月13日(月)から8月18日(土)までお盆休みになります。
ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

2018.06.18

今頃インフルエンザ

梅雨に入りましたが、まだ気温も高くなく子供たちは寒いプール授業を受けていることと思います。今年はヒノキ花粉の後、カモガヤに代表されるイネ科花粉も少なく皆様の症状も少なかったのではないでしょうか。この1ヶ月の間の特筆すべきはインフルエンザの検出です。大阪府や国の定点観察でも減少傾向にあるにも関わらず主にA型インフルエンザが検出されています。B型も1例検出されています。いずれも発熱の持続です。2~3日程度続く熱で受診され感冒症状を伴っていました。咳は顕著ではありません。大人子供関係なく出ています。2009年にH1N1という新型インフルエンザが7月くらいから流行したことを彷彿とさせました。当時は豚インフルエンザとも呼ばれました。現在のところ官公立の研究機関などに報告がないことから型別までは不明です。予防は冬と同じでうがい・手洗い・マスクですが、夏のためマスクが困難でしょう。治療は同じで抗インフルエンザ薬です。他の注意点も冬と同じです。冬に夏風邪ウイルスの感染症があったり、RSウイルス感染症が夏にでたりいずれも年中検出されすべての感染症に季節感がなくなってきています。とにかく体調管理に気を付けていただいて免疫力を落とさないように十分な注意が必要です。
プール授業が始まっていますので耳鼻科健診で用紙をもらっていて未受診の方は早く提出できるように受診をお願いいたします。

2018.05.16

スギヒノキ花粉総括

GWが終わってヒノキ花粉の飛散も終了しました。今年は3月中のスギ花粉は昨年より多い印象ですが、4月のヒノキはそれほど多くない様に感じています。総量ではさほど多くなく昨年一昨年と変わりなしというところでしょうか。この様な大阪の状況とは全く違うのが東京です。猛烈なスギ、ヒノキの飛散状況です。ヒノキは観測史上最高の飛散量を記録したそうです。関東地方のスギ林は関西とは比べものにならないのでしょう。日光のスギ林は財団が保護しており約12500本とギネスブックにも記録されているそうです。今年も舌下免疫療法を続けていた人は大なり小なり恩恵があったようです。日頃からの地道な努力が実を結んでいると考えられます。その時だけ症状緩和薬を飲んで充分満足な状態になるのであればそれでいいのでしょうが、充分緩和が得られないのであれば、基礎的治療として舌下免疫療法をそして上乗せ治療として緩和薬を使用するという考え方がお勧めです。
1つの治療法で完全を期すのではなく、複数の治療法で完全を目指した方が効果に期待ができます。今年もそろそろスギ舌下免疫療法を来シーズンに向けてスタートします。現存のものは液剤ですが、6月になれば舌下錠が発売される見込みです。ただ新薬のため最大2週間しか処方できないことがネックとなります。2週間に一度の来院が可能な方には随時舌下錠に切り替えていく予定です。今の液剤の維持量の2000単位から舌下錠では5000単位に上がるのでさらに効果は期待できそうです。今続行中の方には変更の意思有りかどうか一度お伺いしますのでご安心ください。千里の道も一歩から。充分な安息は地道な治療の上に成立します。ご相談ください。

5/31(木)から6/2(土)まで日本耳鼻咽喉科学会総会に参加するために休診いたします。ご理解の程お願いいたします。

2018.04.17

ヒノキ花粉飛散もうすぐ終焉

造幣局の通り抜けもあと少しとなり、桜の季節は終わろうとしています。今年はスギ花粉に始まりヒノキの花粉もしっかりと飛散したようです。昨年は飛散量が少なく、一昨年以来という受診者が多かったようです。例年大阪ではスギ花粉の飛散が少ないためスギのIgE抗体を持っていても症状発現は4月からという方が多いのですが、今年は早く症状が出ましたと受診された方が多くいました。勿論抗体を持っていればどちらの花粉にも反応するはずです。決して治ったり症状が何か軽くなったりなどということはありません。これは一生のお付き合いになります。そこでそんな長い付き合いになるのだったら一時的に症状を緩和する抗アレルギー剤などでお茶を濁さず、根本的な治療を選ぶことをお勧めします。スギ舌下免疫療法です。今はスギ舌下免疫療法の薬剤は液体ですが、もうすぐ舌下錠が発売される予定です。液剤より扱いは楽ではないかと考えています。年齢制限もなくなる見込みとのことです。新たに発症された子供さんには扱いも楽なのでとてもいいチャンスではないかと思います。今のヒノキの花粉が落ち着いた頃の5月下旬以降で新しい舌下錠で根本的治療にぜひ挑んでいただきたいと思います。興味をお持ちの方は5月下旬に一度受診をお願いいたします。

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