あけましておめでとうございます。
寒さの厳しい日が続いておりますが、皆様の体調はいかがでしょうか。年末にB型インフルエンザが流行の兆しを見せていましたが、年が明けて成人の日の連休あたりからA型インフルエンザが急激に増加傾向にあります。すでに1月第2週目でAとBが混在するような状況です。全般的にはA型の方が高熱なようですが低めの方もいます。熱が上がったり下がったりのような傾向の方はBであることが多いようです。他の症状では咳が多く鼻水、頭痛、全身倦怠感、悪寒などです。そのような風邪症状がはっきりしないことも少なくありません。治療は抗インフルエンザ薬であるタミフル、リレンザ、イナビルですが、A型に対しては問題なく解熱していますが、B型に対してはすっきり解熱しないことがあります。微熱が残っていたり、4,5日目で再度発熱したりすることがあります。使用した薬剤での差はなさそうです。学校保健法では解熱後2日間、発熱後(発熱日はカウントしません)5日間は出席停止になります。B型の場合、熱型が不安定ですので、いつから出席できるかは解熱後に医師に相談してください。お勤めの場合もこれに準じていただいたほうが感染の拡大を防ぐことができます。十分な睡眠と栄養、マスクと手洗い、うがいでインフルエンザへの感染を防いでこの冬を乗り切ってください。
今年もよろしくお願いいたします。
2018.01.16