院長コラム

2024.01.17

インフルエンザ流行とコロナ再流行の兆し

令和6年元旦から能登半島で地震が発生し、翌日には航空機事故が起こるという前代未聞の年明けとなりました。
もう年内に災害の起こらない平穏を祈りつつ、今年もよろしくお願いいたします。

1月は例年花粉症対策のレーザー治療の月です。毎年花粉症に悩まされている方は一度レーザー治療を考慮してみてください。
初期療法として投薬を希望される方は、今のところ2月中旬飛散開始との予想ですので、215日ごろから始めていただければ十分と考えています。
最近の感染症流行状況は、年末年始にかけてインフルエンザAが流行していましたが、インフルエンザBも徐々に増加傾向にあります。減少していた新型コロナウイルス感染症も再び増加傾向にあります。新型コロナウイルスはどんどん変異を繰り返し様々な株となって報告されています。つい先日まで、主系統はEG.5.1.1でしたが、今はHK.3になっており、次にJN.1が増加しており欧州、米国ではこのJN.1が主系統です。いずれにせよ今までのものの孫子ですので、やはり咽頭痛、咳、声がれ、発熱、全身倦怠感などインフルエンザと似た症状となっています。

当院では、鑑別確定診断には病歴及び局所の内視鏡所見と抗原迅速検査キットを使用しています。
流行拡大に十分ご注意ください。