院長コラム

2023.09.12

インフルエンザ流行

9月も中旬に入りましたが、まだまだ暑い日々が続いています。
2学期が始まって感染の機会が増えたせいか、新型コロナウイルス第9波は収まる気配を見せていません。その上インフルエンザが流行の兆しを見せています。枚方市ではいくつかの小中学校で学級閉鎖が起こっています。インフルエンザによるものもあればコロナによるものもあります。インフルエンザはすべてA型であり、コロナによるより熱発は高めです。38度以上のことが多く、40度になっていることもあります。いわゆる風邪症状は目立たず、鼻水、頭痛、倦怠感、悪寒などです。
例年のように咳や咽頭痛がはっきりしている例は少ないようです。まだワクチンも始まっていないこの時期でどうのように終息するのか不明です。ただ抗インフルエンザ薬が効きますのでこのことは安心材料です。今の流行している新型コロナウイルスの株では、どうも嗅覚味覚障害を引き起こしている方が多く、発症後1~2週間は全くと言っていいほど嗅覚がなくなります。
自然にも回復しますが、3週間目で50%程度回復していなければ、症状が残る可能性もあり何らかの治療を受けたほうがいいかもしれません。保育園児も含めればコロナ、インフルだけでなくいろいろな感染症が併存していますので、酷暑の疲労もあり免疫が落ちていると感染しやすいですので十分にご注意ください。