院長コラム

2023.07.07

第9波到来

7月に入り梅雨明け待ち遠しい毎日ですが、猛暑もやってきています。これだけ猛暑にも関わらず新型コロナは第9波に入っているようです。

明らかに5月の制限解除後、どこへ行っても人出が多くマスクをしていない方も増えつつあるようです。それに伴い当院を受診される患者さんにも咽頭痛、咳、声がれの症状と発熱、倦怠感を訴える方が増えているようです。抗原検査で陽性となる方も増加しています。さらにこのような症状が低年齢化しているようです。10歳以下の子供にも同様の症状を訴える子が多くなっています。咽頭痛の原因は喉頭の声帯の下のほうの声門下喉頭炎です。普通に舌圧子で「あーん」とのどを見るだけでは診断することはできません。
間接喉頭鏡という鏡や、ファイバースコープでしか診断できません。今のどが痛いと聞けば、普通に咽頭炎を疑うような方はほとんどおらず、喉頭を見に行く必要があります。そのため診察に時間がかかりお待たせすることも多くなっています。咽頭痛、咳、声がれがあり発熱がない方も非常に多く陽性には出ないもののコロナを疑う方は随分多いように思います。

やはり飛沫感染を最も疑いますので、人が集まるところに行かれる際にはマスクをしていただくことをお勧めいたします。もちろん当院内では必ずマスク着用をお願いいたします。