院長コラム

2022.07.02

猛暑とコロナウイルス

7月に入りました。すでに短い梅雨は開けていて猛暑が続いています。それでいて保育園児にはRSウイルス、アデノウイルスなどが検出されています。昨年・一昨年とほぼみることのなかった急性中耳炎も増えています。一時はかなり減少していたコロナウイルスもPCR検査を紹介すれば陽性が出ています。統計でも再度増加に転じているようです。

今のコロナウイルスは、咽頭痛・声がれ・咳(あったりなかったり)・倦怠感・微熱(ないことも)などの症状の方で、喉頭の内視鏡所見では声門下と言って声帯の下のほうの喉頭の中から気管にかけて発赤と浮腫が認められます。これらの症状のあるかたはコロナウイルスの感染を疑いできるだけ複数回の抗原検査やPCR検査を受けてください。1回で検出できないことはよくあります。1週間かけてやっと出ることもあります。普通に戻りかけた生活を続けるためにも検査をぜひお願いいたします。
上記の症状はステロイドの吸入や内服により2週間程度で軽快することがほとんどです。重症化することは少ないようですが、確定診断を受けてください。

尚、当院の夏休み8月14日(日)から8月21日(日)の1週間です。
毎日暑さが厳しいですが、水分・栄養・睡眠を十分にとり免疫力を落とさないようにご注意ください。