6月に入りそろそろ梅雨の季節の到来です。寝屋川市・枚方市では小中学校の耳鼻科健診が終了しています。
最も多くの子供がもらっているのが「耳垢栓塞」です。「耳垢栓塞」とはこれが病気という意味ではなく、鼓膜を正確に観察できなかったということです。ひょっとして鼓膜に穴が開いているかもしれない、水が溜まっているかもしれないということです。プール授業の前にぜひ一度異常のないことを確認するために耳鼻科を受診してください。
次に多いのが「鼻炎」「アレルギー性鼻炎」です。「鼻炎」は副鼻腔炎の可能性や鼻前庭の炎症やアレルギーの可能性も含んだ病名です。これらを鑑別するために、さらに治療につなげるために一度血液検査やレントゲンを含め精密検査が必要になる場合があります。「アレルギー性鼻炎」もこれまでにアレルゲンを調べられたことがなければこの機会にアレルゲンを知って治療が必要になる季節やタイミングを知っておくことが望ましいでしょう。
「副鼻腔炎」もたまに指摘があります。「副鼻腔炎」に対しての治療は多変重要ですので、必ず受診してください。また、聴力検査だけでも用紙を渡される場合があります。この場合も標準純音聴力検査だけで診断がつく場合と、他覚的な検査を必要とする場合がありますので、診断が確定するまでは通院をしてください。時に2次医療機関へ紹介をすることもあります。
いずれも自己判断ではなく、かかりつけ医の診断に従ってください。プール前に必ず受診の程よろしくお願いいたします。