院長コラム

2022.05.09

イネ科花粉症

晴天に恵まれた行動制限のないGWも終わりました。

ヒノキ花粉は4月前半でほぼ終息を迎え同時にイネ科花粉が断続的に飛散し続けています。少し早めの飛散のようです。この地域では、ここからだらだらと梅雨入りぐらいまで症状出現につながる量の飛散があります。飛散距離は500メートル程度と言われています。淀川河川敷を中心に飛散がありますので、できるだけイネ科花粉症の方は散歩や通勤など別の道を選んでいただき近づかないようにすることが花粉症にならない方法の一つです。

イネ科の植物は、カモガヤ、オオアワガエリに代表される黄色い花をつける雑草です。身近に目にすることができます。またこの時期に河川敷でスポーツをされる方は、特に注意が必要です。朝症状がなくても、先に対策を打つ必要があります。先に抗アレルギー薬を内服して、ステロイド鼻噴霧をしていただき、抗アレルギー薬の点眼を入れて出かける必要があります。
眼症状の強い方はさらにステロイド点眼を持参したほうがベターでしょう。このような対策をしたうえでスポーツに参加して出る症状を最小限にするのが良いでしょう。もちろん日によってはそれでも症状が出現します。その場合は継続的な治療が必要ですので、一度受診し、ご相談ください。