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2015.06.26

難聴解説49回目

メニエール病はどちらかというとめまいの代表的な病気ですが、耳鳴りや聴力低下を起こすことが診断のための必要条件です。はじめのうちは低音障害を繰り返しながらめまいを起こします。低音障害を起こしている間は普通、耳閉感があり、低い音の耳鳴りがあるのですが、突然高音の耳鳴りに変化し聴力像が変化し高音漸傾型感音難聴になります。低音部の難聴の間は変動する可逆性の難聴ですが、高音部分が低下すると不可逆性の難聴になっています。