医院名:森口耳鼻咽喉科 
住所:〒573-0064 大阪府枚方市北中振1-16-8 
TEL:072-835-7533

院長コラム

2017.11.15

舌下免疫年齢引き下げ

11月に入って寒い日が続いています。気温の下降と反比例するかのように風邪ひきの方が増加しています。10月のインフルエンザの検出を報告はしましたが、その後まだ続いて検出されるような流行は見せていませんので、今の間にワクチン接種を済ませてください。ワクチン不足が公になっていますが、本格的なシーズンはまだまだですのでどうか焦らずに再供給をお待ちください。
来シーズンのスギ花粉症は多くないと予想されています。それでも戸外で活躍する学童期の子供たちにとっては強く症状を表すことになると思われます。来年の春以降でスギもダニも舌下免疫療法の適応年齢が12歳から5歳に引き下げられる予定です。引き下げが行われればぜひスギ花粉症の子供もダニアレルギーの子供も舌下免疫療法を行っていただいて、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみに煩わされることなく学校生活を過ごして下さい。症状があるけれどどのようにして始めるかわからない方は一度受診していただいて診察・血液検査を受けていただきます。スギ・ダニ両方の抗体がある場合はいつの季節が最もひどいかなどを参考に一方から始め副作用などに問題なく継続できるようでしたら途中で両方を併用します。具体的なことはご相談ください。
11/24(金)11/25(土)日本耳科学会総会への参加のため休診いたします。ご迷惑をおかけしますがご了承ください。

2017.10.16

インフルエンザ検出

10月も半分が過ぎ気温の低下とともに風邪症状の方の受診が増加しています。乳幼児の鼻汁・咳による受診も増えそれに伴い中耳炎の子供も増加しています。乳幼児ではなかなか中耳炎のサインがわかりにくく結構発見までに時間がかかっていることもあります。風邪症状があって発熱を伴ったり、夜間のぐずりがある場合は小児科受診だけでなく、ぜひ耳鼻科での中耳炎のチェックも受けてください。それにより早期の解熱と症状緩解を得ることができます。反復して起こる急性中耳炎や中耳の滲出液の遷延化といった難治性の中耳炎もたまに見られますので、まずは鑑別を受けていただくことが重要です。耳鼻科では長期的な視野に立っての治療計画を立てていきます。
昨年に続きすでに10月前半でのインフルエンザA型の検出がありました。今後徐々に増加してくることも考えられますので、インフルエンザワクチン接種の準備を進めて下さい。最近大人も子供も過労から免疫の低下を招き種々の感染症にかかっている方が目立ちます。無理なスケジュールや睡眠不足を避けていただき、余裕をもって予定を立ててください。子供がまず最初に感染症にかかります。さらに手洗い・うがい・マスクを忘れずに守ってください。

2017.09.20

RSウイルス感染症拡がる

9月に入り秋の訪れが早く感じられています。例年通り8月の最終週からブタクサ花粉の飛散があり、ダニの死骸増加によるダニアレルギーの方の症状出現と鼻の症状が出ている方が多いようです。小さい子供は朝夕の気温の低下から感冒の罹患が増え、やはり鼻水の出ている人が増加しています。中には咳と高熱の続く幼児も散見されます。例年11月頃に流行する冬の呼吸器感染症の代表であるRSウイルスによる感染症が今年は7月頃から増えています。比較的重症の咳と膿性でない鼻水、そして3~4日続く高熱がRSウイルスによる感染症の典型的な症状です。2.3歳までにほぼ100%初感染を起こすのですが、母親からの抗体がなくなったころから症状が重症化しやすくなります。気管支炎や細気管支炎、肺炎となって入院を要することも珍しくありません。RSウイルス罹患中の中耳炎もよく認められます。しかしながら抗生物質は効きません。RSウイルス自体をやっつける薬はありませんので対症療法となります。1歳までは迅速キットによる検査が保険適応となっています。比較的重症の咳、鼻水と高熱が出たなら何歳でも一度検査のための受診をお勧めいたします。当院では年齢にかかわらず検査を行っています。重症化する前に早めの受診による診断が重要です。

2017.08.22

おたふくかぜとマイコプラズマ肺炎

8月に入り猛暑が続いています。お盆休みは終わりましたが、まだまだ残暑の中、仕事に学校にと向かっていかなければいけません。
水分摂取と暑さ対策に注意が必要です。
先月初めごろからですが、流行性耳下腺炎とマイコプラズマ肺炎の患者さんが時々受診されています。
流行性耳下腺炎はいわゆる「おたふくかぜ」です。両耳の下の耳下腺が腫脹し、顔が丸く腫れて見えます。
最初の3日間くらい発熱することが多いようです。両側の耳下腺が必ず同時に腫れるわけではなく、ずれて腫れることも多いです。
さらに顎下腺も普通腫れてきます。確定診断は、初診時と2週間後の血清抗体価の比較で診断をするのですが、採血から結果の報告まで1週間程度かかります。したがって出席停止の判断には役に立ちません。その他の耳下腺炎との鑑別にエコー所見も参考にはなりますが、決め手に欠き悩ましいところです。今のところ初発時からの3日間程度の臨床経過から判断することがほとんどです。
国立感染症研究所の定点調査でも過去5年間の平均より随分と増加傾向にあります。マイコプラズマ肺炎もやはり増加傾向にあり、過去5年間の平均に比べ2割程度増加しています。こちらは上気道炎の症状、すなわち咽頭痛、鼻水がないにも関わらず発熱と激しい咳が特徴です。
いわゆる「夏風邪」と言われる風邪症状がなく高熱が続くウイルスの感染と紛らわしいことも多いですが、咳のはげしさと迅速キットで調べることができますので、すぐに確定することができます。流行性耳下腺炎もマイコプラズマ肺炎も潜伏期間が2~3週間と長いため注意が必要です。

2017.08.13

手足口病

7月の終わりから8月前半にかけて連日猛暑日が続いています。日本列島を縦断した台風5号も発生しましたが、大阪は被害があまりなかったようです。連日の高気温のせいか疲れて扁桃炎やウイルスによる感染である夏風邪といわれる感染症の方が多く受診されます。
なかでも全国的にも発生が多いとされる「手足口病」が一番頻度が多いようです。最近は大人も感染して受診されます。手足口病はコクサッキーウイルスによって発症するのですが、10年ほど前からエコーウイルスによるものが報告されてから発症数が多くなり、発症期間も長くなってきています。特効薬はありませんので対症療法になります。幼稚園、保育園への登園停止はありません。
本人の熱が下がって全身状態が改善していれば登園していただいて問題ありません。あと初冬の風邪の代表である「RSウイルス感染症」も流行っています。2歳前後の初感染の時に重症化する可能性があります。似たような感染症で「ヒトメタニューモウイルス感染症」というのがあります。
こちらはどちらかというと初夏の感染症です。これらが織り交ざって受診されているのが現況です。ご注意ください。いずれも特効薬はありません。迅速キットで診断はすぐにつきますので高熱であれば受診ください。
8/13(日)から8/20(日)まで休診いたします。ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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