院長コラム

2020.01.08

花粉症のレーザー治療

皆様あけましておめでとうございます。
令和2年が始まりました。
現在は年末にインフルエンザに罹り解熱後の鼻汁・咳などで受診される方が多いようです。インフルエンザは流行期ではあるものの爆発的には増加の傾向は見せていません。学校や会社など集団への復帰は、発熱後5日以上たってからとなります。発熱した日は0日目ですので注意してください。解熱後2日以上たってから登校・出勤可能ですが、どうか慎重に判断してください。もう1日余分に休んでいただいてもかまいません。その1日が感染拡大を防ぎます。例年咳が顕著なことが多いのですが、今年ははっきりしないこともあります。鼻汁や咽頭痛などの症状もそれほど出ていないこともあります。発熱だけで迅速キットで検査を行い陽性となることもあります。発熱・全身倦怠感・頭痛などがあれば、一度受診していただいて迅速キットでの検査を受けてください。早期診断早期治療が基本になります。
さて今年もスギ花粉症に対するレーザー治療を行っていますので、ご希望の方は今月中に済ませていただくことが望ましいです。血液検査で確定していない方は早めに受診お願いいたします。結果で、治療日を予約する必要があります。例年1月末ごろにレーザー予約が混み合うため早めの対応をお願いいたします。

2019.12.11

インフルエンザ

師走に入り寒い日が続いています。
気温の低下とともにインフルエンザの方が少しずつ増えてきています。38℃から39℃と比較的高熱が出ますが、風邪症状の咳や鼻水は必ずしもはっきりしないこともあります。熱だけの場合もあります。頭痛や全身倦怠感は強いことが多い様です。鼻汁を検体に迅速キットで検査を行えば5分以内にはインフルエンザに罹患しているかどうかはっきりします。
当院では目視でなく器械読み取りを行っています。
今検出されるのはほとんどインフルエンザA型です。治療は発症後48時間以内に大人であれば、タミフルの内服かリレンザの吸入を行っていただきます。子供ならイナビルの吸入です。吸入ができないならタミフルのドライシロップになります。必ずしも抗インフルエンザ薬が必要というわけではありませんが、つらい症状を1日~1日半くらい短縮してくれていると考えられます。

周囲の人にインフルエンザ感染を拡大させないためには、早めに受診いただいて迅速キットで検査を受けていただくことが望ましいと思います。そして隔離のために5日間の自宅安静を守っていただくことが必要です。早めの受診をお願いいたします。

年末は12月28日(土)まで、年始は1月6日(月)から平常通り診療を行います。ご理解のほどお願いいたします。

2019.11.11

経外耳道的内視鏡下耳科手術

11月も中旬に入り秋が深まってきています。朝夕の冷えが身に染みるようになってきました。するとインフルエンザの流行が予想以上に早く展開しています。学級閉鎖も報告されています。忙しい子供さんが多いので無理なスケジュールにならないようお過ごしください。

今回は流行の感染症のお話でなく、当院で行っている日帰り内視鏡下耳科手術のお話です。耳だれのために困っている人や子供時代にかかった中耳炎によって難聴があり改善を希望する人が対象となります。したがって対象疾患は慢性中耳炎と過去に手術を受けた術後耳、中耳真珠腫で、鼓室形成術という手術を内視鏡下に行います。耳小骨連鎖を温存する手術も耳小骨連鎖を再建する手術も日帰りで行っています。
普通、鼓室形成術は耳の後ろを大きく切って耳介をめくって顕微鏡下に術野を広げるのですが、当院では内視鏡下に行いますので耳の後ろを切らずに耳の穴から細い内視鏡を入れて中の外耳道の皮膚と鼓膜をめくって手術を行います。局所麻酔で行いますので意識のある状態で手術を受けていただくことになります。当院でも以前は耳の後ろを切って手術を行っていましたが、約3年前からすべて内視鏡下に行っています。

両方受けた患者さんによりますと内視鏡のほうがとても楽だとのことです。
耳だれや難聴でお悩みの方は手術の適応となるかどうか一度診察を受けてください。

2019.10.15

秋のアレルギー

猛威をふるった台風19号が日本列島を過ぎ去りすっかり秋の気候になっています。学会と連休で休診しておりましたが、本日より平常通り診療を行っています。

朝夕の気温もぐっと下がり風邪をひく機会も多くなりそうです。くしゃみや水洟が多くなり花粉症なのか風邪なのかわかりにくいとおっしゃる方も多く受診されています。実際水っぽい鼻水で多いのは、ダニのアレルギーの方と上気道炎のはじまりの方です。時間の経過とともに咽頭痛や咳などの症状が現れ上気道炎であることがわかります。ダニアレルギーは8月に最も生息数が多かったダニが死骸となって10月にアレルゲンとしては最多になります。人が動くたびにアレルゲンとなるダニの死骸が風で舞って吸い込むことが多くなります。同時にくしゃみの連発が起こり水様性の鼻水も垂れるようになります。そのような方は今月いっぱい抗アレルギー剤を服用していただけば、未然に防ぐことができます。お子様で同じような症状が続くという方は血液検査後、根本治療である舌下免疫療法も考慮する必要がありますので、一度受診していただいてはっきりと診断を受けてください。抗アレルギー剤の服用が長くなる場合も一度他のアレルゲンがないか検査する必要があります。治療計画をご相談させていただきます。

10月22日は「即位礼正殿の儀の行われる日」で祝日となっていますのでご注意ください。

2019.09.19

ホームページリニューアル

9月も半ば過ぎ猛暑も和らいできたようですが、体調はいかがでしょうか。
暑さによる夏の疲れからか夏風邪や扁桃炎といった発熱の方が多いようです。
子供達の間では、ヘルパンギーナ、溶連菌感染症、乳幼児ではRSウイルス感染症などが少し流行しているようです。RSウイルス感染症では必ずしも咳が酷くない場合もありますので、注意が必要です。RSウイルス感染症も溶連菌感染症も迅速キットで判定できます。
周りの方で診断が確定している場合は、症状によっては一度検査を受けてみてください。
ヘルパンギーナは咽頭の所見が特徴的です。病歴と視診で診断できます。中高生では散発ですが、インフルエンザがABも検出されています。夏休みが終わって1ヶ月ですが、色々な感染症が出てきている状態です。感染して発病しないように免疫を落とさないようにしないといけません。
そのためには十分な栄養と睡眠をとってオーバーワークにならないようにして下さい。この機会に生活習慣の見直しを図ることも有効な手立てです。冬に向かって病気にならない習慣を身につけてください。

 新しいホームページになりできるだけ多くの医療情報を載せました。昨年更新した中耳炎.comと合わせ有効にご活用ください。

 10/10(木)から10/14(月)まで日本耳科学会参加と祭日のため5連休となります。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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