院長コラム

2025.02.04

スギ花粉症予防

立春が過ぎ暦の上では春が訪れるはずですが、実際は最大の寒波がやってくるようです。まだ1週間は真冬のままのようです。

今年のスギ花粉症は花粉の飛散量が多いと予想されています。花粉症の方はそれなりの対策が必要です。先日大阪府の保健所でも花粉の飛散個数の観測が始まりましたが、まだ0個のままです。1㎠あたり連続して1個以上観測されれば花粉飛散開始日となります。まだ2週間程度先ではないかと考えています。
予防的に治療を始める初期療法は2月15日から開始してください。それまでに用意した抗アレルギー薬、鼻噴霧ステロイド剤、抗アレルギー点眼薬をすべて215日から開始してください。もちろん何の症状がなくてもすべて始めてください。先に体の中に薬剤が入り、花粉の吸入を行っても発作が起きないようにしておくことが肝要です。

皆様の中には症状が出たら飲む、点鼻する、目薬をさすと考えている方が多いように思います。それでは花粉量が少なくてもアレルギー反応を起こしてしまうという閾値の低下を招きますのでくれぐれも受け取った花粉症の薬はおいておかずに服薬してください。まだ手元にない方は早く薬を取りに診察に来てください。あと10日ほどしかありません。ご注意ください。