鼓膜チューブ(チュービング)でよくある質問

滲出性中耳炎への鼓膜チューブ挿入について よくある質問

Q、どんな場合にチューブを入れるのですか?

A、鼓膜へのチューブ挿入は滲出性中耳炎の耳に対して行います。
また鼓膜の向こう側の空間である鼓室の中に水がたまっていなくても、鼓膜の変形(陥凹)が強い場合にはチューブを挿入します。滲出性中耳炎を放置することにより真珠腫性中耳炎や癒着性中耳炎に進展することがあります。それを防ぐために鼓膜チューブを挿入します。

Q、どれくらいの間チューブを入れているのですか?

A、人によりますが、子供の場合おおよそ1年半から2年くらい留置したままになります。お風呂やプールもそのまま入っていただきますが、潜水と飛び込みは禁止です。
チューブ挿入後半年くらいたつとチューブの周りに耳垢や滲出液の固まったものがくっついて取れやすくなります。普通は月に1回受診していただき、チューブの状態を確認します。経過でチューブが自然に抜けてくることがあります。その場合は再発すれば、再度チューブを挿入し、再発がなければ治癒ということになります。2年以上安定しており、年齢が達していれば、鼓膜チューブを抜くことになります。

Q、副作用はないのですか?

A、まれに鼓膜に穴が残ることがあります。すぐに穴が閉じなくても徐々に小さくなり閉じてしまうことも多いです。年齢が大きくなれば自然に閉じてくることもありますが、どうしても閉じない場合は手術により閉じることになります。

Q、手術はどのようにするのですか?

A、鼓膜チューブの手術にはイオン麻酔という鼓膜だけの麻酔を使います。麻酔液を耳の中にためて電極を耳につけて15分くらいたてば、麻酔がきいています。小さな子供さんや大人の場合は鼓膜麻酔液という特殊な液をしみこませた綿を鼓膜に直接くっつけて麻酔することがあります。 手術自体は約2~5分くらいですみます。鼓膜にレーザーで穴をあけ、シリコンでできたボビンのような形をしたチューブを鼓膜に挿入固定します。約1週間後に診察ですが、その間、点耳液を入れていただきますが、日常生活に制限はありません。水泳はしばらく休んでください。チューブが安定して2週間くらい経てば水泳も可能です。お風呂は普通に入れます。

反復性中耳炎への鼓膜チューブ挿入について よくある質問

Q、どんな場合にチューブを入れるのですか?

A、鼓膜へのチューブ挿入は1歳前後で何度も急性中耳炎を繰り返して熱発を起こしたり夜中に機嫌が悪くなるような子供さんに行います。保育園に子供さんを預けても熱が上がり、たびたび呼び出しがかかりきちんと通園ができなかったり、お母さんも仕事を続けていく上で支障になってきます。そのような事態を回避するために、鼓膜チューブを入れておくことで急性中耳炎になる回数を減らし、中耳炎による熱発を防ぐことができます。鼻汁がでて風邪をひくと、すぐに耳だれがでますが、痛くはなりません。抗生物質を飲む回数を減らすことも目的です。

Q、どれくらいの間チューブを入れているのですか?

A、子供さんによりますが、2歳前後の冬を過ぎるまでの1年前後留置したままになります。日常生活に制限はありません。普通は月に1回受診していただきチューブの状態に変わりがないか確認します。
ただ途中に耳だれが出ることがあるので、そのつど受診して乾燥するまで治療を行います。中耳炎の回数が減れば鼓膜チューブを抜くことになります。

Q、副作用はないのですか?

A、まれに鼓膜に穴が残ることがあります。すぐに穴が閉じなくても徐々に小さくなることが多いです。年齢が大きくならないと閉じないこともあります。どうしても閉じない場合は手術により閉じることになります。
また逆に穴が閉じてから滲出性中耳炎になることもあります。そのために再度チューブを入れることになる場合があります。

Q、手術はどのようにするのですか?

A、1歳前後でじっとできないのでイオン麻酔ではなく、特殊な鼓膜麻酔液で鼓膜だけを麻酔します。レーザーで穴を開けそこにシリコンでできたボビンのような形をしたやわらかいチューブを挿入します。手術自体は約2~5分くらいですみます。急性中耳炎の膿のたまったときにも行いますので、しばらく膿が出続けることがあります。乾燥するまで治療を行います。一度乾燥すればあとは鼻汁が多くなるか耳だれがでたら受診をしていただき、特に変化なければ1ヶ月ごとに診察を受けていただきます。

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