院長コラム

2019.04.10更新

 新元号の発表とともに新年度が始まりました。しばらくスギ花粉の飛散が終わった後、ヒノキ花粉の大量飛散が始まるまで平穏な日々がありましたが、最初の週末あたりからヒノキ花粉の大量飛散が再開しました。今年はスギ花粉の飛散量も昨年よりずっと多く数倍になるのではないでしょうか。ヒノキは今のところ(4/10現在)1日の最大飛散量で昨年並みですが、総飛散量ではやはり相当多くなりそうです。
飛散花粉
こんな状況では例年のようにひどい時だけ薬を飲むという対策では効果はありません。毎日決まった時間に薬を服用するだけでなく、ステロイド点鼻も是非毎朝決まった時間に噴霧して出かけてください。点眼薬も回数が必要で、朝出かける前から点しだして痒みがなくても3-4時間ごとにどんどん点していってください。1日5-6回は必要なはずです。今週来週がヒノキ花粉飛散のピークです。薬だけでなく、マスクと眼鏡の装用もしっかりと行ってください。それでも多少の症状は出ることが予想されます。今回花粉症に懲りた方は是非スギ舌下免疫療法を5月以降で受けてください。これまでのところ継続者は非常に効果があったようです。ご希望の方は一度窓口まで連絡をください。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2019.03.18更新

 3月も後半になりました。2/19からスギ花粉の飛散が猛威を振るっています。例年大した量の飛散が見られないことが多いのですが、今年はしっかりと大量に飛散しています。茨木保健所の観測では3/13(水)も1㎠あたり630個とかなり多いです。1日おきに600個~700個程度飛散しています。昨年の最大飛散量が180個であったことから今年は2009年以来の大量飛散と言えます。
昨年のスギ花粉総飛散量は1563個でした。今年は1日で半分近く飛んでいることになります。皆様の症状がひどいのが納得できる結果です。これだけスギ花粉が飛ぶとただ薬を飲んでいるだけでは十分な効果は得られないと考えられます。内服、点鼻、点眼としっかり服用していただきますが、外用の薬剤の回数や服用のタイミングも大変重要となります。
しっかりと決められた服用方法を守っていただき、それでもなお花粉を吸わない工夫が必要です。マスクは外せません。着るものや外出から帰った時に外套を家の中に持ち込まないことや洗濯物を外に干さないこと、窓を開けない、こまめに掃除機で花粉を掃除することなどいろいろと工夫していただく必要があります。それでもつらい花粉症シーズンだった人は5月からぜひスギ舌下免疫療法にチャレンジしてみてください。今年すでに舌下免疫療法を行っている人は調子のよい人が多いようです。治療薬を必要としない人がほとんどです。チャレンジしようと思う方は5月になったら一度受診をお願いいたします。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2019.02.28更新

 2月も半ばを過ぎようやくインフルエンザに罹患する方が減少傾向になってきました。昨年はB型の流行があったのですが、今年は今のところ大丈夫なようです。そろそろ20日以降で暖かい日があればスギ花粉の飛散があるはずです。対策はお済みでしょうか。セルフケアでは、マスクとメガネです。帽子も有効です。いかにスギ花粉を吸わないようにするかということに尽きます。外で吸わないこともですが、服や髪の毛に着いた花粉を家に持ち込んで、部屋の中で自分が落とした花粉が舞い上がったところを吸うことも予防してください。そのためにはセーターなどのウールの花粉が着きやすそうな素材は避けていただいて、化繊でツルッとした素材のアウターでお出かけください。窓を開けて空気の入れ替えなどもやめていただき、洗濯物も室内に干してください。それでも症状を抑えることができなければ、メディカルケアということになります。抗アレルギー剤を処方してもらって服用してください。20日頃から継続していただくことがベターです。点眼、点鼻もあります。いろいろ組み合わせて今年うまく抑えることができなかった方は5月以降で舌下免疫療法をうけてください。スギ舌下錠シダキュアも一か月処方が可能になります。詳しくは直接お尋ねください。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2019.01.15更新

 皆様あけましておめでとうございます。元旦から穏やかな日が続いていましたが、学校が始まったとたんインフルエンザの流行が勢いを増してきています。今のところほぼA型インフルエンザのみです。咳と鼻水ではじまって比較的高熱を出すことが多いようです。熱が続く場合と一度解熱しかける場合とあるようです。高い熱が下がりかけると安心してしまって放置すると再度熱が上がるという経過を取ることもあるようです。風邪症状に引き続いて発熱があった場合は37度台でも一度インフルエンザ迅速キットで検査を受けていただくことが望ましいです。熱は高くなくても倦怠感が強く、多少の風邪症状があればインフルエンザの疑いがあります。今年は発熱からさほど時間経過がなくても陽性に出ていることが多いようです。半日以内の陽性も珍しくありません。学級閉鎖も報告されています。早い診断と治療が感染拡大の防止に役立ちます。治療薬は1回内服でいいものまで色々と出てきていますが、基本は安静と栄養で対症薬だけでも状態によっては可能です。インフルエンザ治療薬が万能ではなく発熱期間を若干縮めるだけで、中には新薬でも無効例が見られていますので、過信しないことです。予防が最も重要であることは言うまでもありません。うがいと手洗い・マスクと睡眠です。罹ったかなと思ったらウイルスの検出がまだかもしれないと思わず比較的早期に受診していただいて大丈夫です。今年は発熱からさほど時間を要さないようです。早期の受診が感染拡大防止に役立ちます。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.12.17更新

 12月に入って寒い毎日が続いています。感冒症状を持つ人は多く、2週目にはインフルエンザの方が受診されるようになりました。近隣の小学校でも学級閉鎖が報告されています。全国的にも流行期に入ったとの報道がありました。ワクチン接種はお済でしょうか。まだの方は急いでください。少なくとも年内には済ませる必要があります。症状はやはり咳と鼻水、倦怠感、悪寒、そして高熱です。今年は比較的高めの熱の方が多いようです。そのような風邪症状と半日以上熱が持続するようでしたら一度受診してインフルエンザの迅速キットで検査を受けていただくのが望ましいでしょう。早く確定して周囲の人々への感染拡大を防ぐ必要があります。今年は当院では迅速キットの目視だけではなく機器による読み取りも行っています。より正確に判定できますのでご安心ください。
 また花粉症に対するレーザー治療の受付も始まっています。来年1月に行うレーザー治療の予約は早めにお済ませください。舌下免疫を考えている方も来シーズン向けにはすでに終了していますので、とりあえずレーザーを受けていただいて来年のシーズン終了後に舌下免疫を始めるという方法をお勧めいたします。そのころにはスギ舌下免疫錠シダキュアも1ヶ月処方可能になっています。
尚、年内は12/29(土)午前診まで、年始は1/7(月)から平常通り診療します。12/30(日)から1/6(日)まで休診となりますのでご注意ください。皆様どうぞよいお年をお迎えください。

 

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.11.20更新

 11月も半ばを過ぎ朝夕が寒くなるのと同時に子供たちの風邪ひきが大変多くなってきました。気温が高い間は鼻水、咳などの風邪症状のない嚥下時咽頭痛と発熱の扁桃炎が多かったのですが、現在は咳と鼻水、少しの発熱です。インフルエンザは1ヶ月ほど前に限定的に検出されたものの今は流行していません。咳症状が多く、ほとんどの方が痰が絡む、夜横になると咳で眠ることができないといった後鼻漏からの咳症状です。単なる風邪ではなく副鼻腔炎になっていることが多く、咳止めをいくら飲んでもおさまるはずがありません。痰の絡む咳は鼻内の診察をせずして診断がつくことはありえません。いつまでも咳止めだけで頑張るのは無理があります。耳鼻咽喉科で正しい診断を受けていただいて原因治療を行いましょう。中には乾燥した咳が1ヶ月以上続いているようなこともあります。場合により咳喘息も潜んでいることもありますので注意が必要です。この場合はステロイドの吸入を行っていただきます。それぞれの原因に応じた治療が必要になりますので、いつも咳止めだけでは治りません。ご注意ください。
 来年のスギ花粉症に対するレーザー治療の予約は12月から開始し、治療は来年1月中に行います。今しばらくお待ちください。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.10.15更新

秋も深まり朝夕の気温も随分と下がってきました。すると途端にインフルエンザの噂を聞くようになってきました。当院ではまだ検出はされていませんが、発熱の人にはインフルエンザ迅速キットでの検査を始めています。枚方市内では学級閉鎖もあったようです。例年10月下旬に第1号が出るのですが、今年はやや早めなようです。うがい・手洗い・マスクが欠かせない季節となってきました。


同時にダニアレルギーの症状がピークを迎えています。8月に生息数がピークを迎えたダニが死骸となって吸入アレルゲンとしての最大量となるのが10月なのです。朝くしゃみが連発する、鼻水が止まらない、夜寝ようとすると鼻詰まりがひどく鼻水が垂れてくるなどの症状です。目のかゆみもよくある症状です。これらの症状を抑えるのはアレルギーの薬ですが、根本的な治療はダニ舌下免疫療法のミティキュアの服用です。この季節にアレルギー症状が出た人は一度血液検査で原因アレルゲンを調べ対策をされるといいでしょう。もし春のスギ、ヒノキが一緒に検出された場合はこちらの根本治療のスギ舌下免疫療法シダトレン・シダキュアとどちらを先行させるか悩ましいところですが、11月になればやはりスギ舌下免疫療法を先行させることになります。当院では開始を少しずらすだけで同時併用を行っていますので、詳しいことは一度診察・検査の上ご相談ください。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.09.18更新

6月の地震の後は猛暑の夏が続き、9月4日には台風21号が各地で猛威を振るいました。自然災害とは比較的無縁だった大阪で改めて自然の怖さを体感しました。被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。季節は秋に向かっていますが、台風も続発していますし安定しない毎日が続いています。猛暑の疲れから体調を壊すことのないようご自愛ください。夏前から少し流行っていましたRSウイルス感染症も落ち着いてきて、現在のところ特にこれといった流行はありません。秋のアレルギーが少し出ているくらいです。秋のアレルギーはブタクサ・ヨモギなどの花粉症とダニの死骸の増加からダニアレルギーが強くなってきています。秋の花粉症に対しては症状緩和薬を使用するくらいですが、ダニアレルギーに対しては根本的な治療がありますので、この機会にぜひ受けていただきたいと思います。ダニ舌下免疫療法です。特に小学生の子供たちはこれからずっと悩まされる可能性がありますので、症状緩和薬だけで先送りするのではなく、思い切って根本的治療であるダニ舌下免疫療法にチャレンジしていただきたいです。初回のみ副作用を見極めるため待ち時間を要しますが、2週目、3週目と普通診察枠でほとんど時間はかかりません。その後は1か月に1回の受診となります。最初の3回だけ毎週の受診を要しますが、その後ほとんど手間はかかりません。効果も比較的早期に現れるお子様が多いようです。ダニ舌下免疫療法を希望される方は一度ダニのIgE抗体の測定が必要です。他院で受けた検査結果でも結構です。一度ご相談ください。
 10月4日(木)から10月6日(土)まで日本耳科学会総会出席のため休診させていただきます。体育の日の連休と合わせて5連休となりますのでご注意のほどお願いいたします。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.08.16更新

 連日酷暑が続いていますが、疲労が取れるお盆休みを過ごされていますでしょうか。暑さのため移動などでかえって疲れが残ることのないようご注意ください。最近は花粉症・アレルギー性鼻炎の治療の話題ばかりこのコラムで取り上げていますが、これといった大流行するような疾患がないためでもありますが、ここ数年特にアレルギー性鼻炎・花粉症の舌下免疫療法に注力しているためでもあります。ただそれ以上に力を注いでいるのが、日帰り内視鏡下耳科手術です。当院では以前より日帰り局所麻酔下鼓室形成術を行ってきました。さらに進化させてより低侵襲の手術を実践するため局所麻酔下に内視鏡下耳科手術を取り入れています。おそらく日本でも当院だけではないでしょうか。適応となるのは慢性中耳炎、癒着性中耳炎、術後耳、早期の中耳真珠腫などです。耳だれが続いてお困りの方、子供のころから中耳炎があって聞こえの悪い方、一度手術を受けたものの聞こえが良くならなかった方、病院で真珠腫の診断を受けたものの長い入院での手術を敬遠される方など耳の後ろを切らずに耳の穴の中だけで終わらせることができ、その日に帰ることができる手術を希望される方は一度ぜひ診察を受けてください。日本では病床が有り余っているのが現状で、病院では入院ありきで手術を組むことが普通になっています。入院をしなくても安全に楽に手術を受けていただくことができます。ひょっとしてご自分も適応かと疑われた方は一度ご相談ください。

8/20(月)より平常通り診療を行います。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.07.17更新

6月18日には震度6弱の大阪北部地震があり、引き続き西日本豪雨と天災に翻弄された1か月でしたが、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて6月29日には、スギ花粉舌下免疫錠シダキュアが発売されました。シダキュアは12歳未満(5歳以上)の人にも適応があり、今までスギ花粉症に悩まされ続けた子供たちにも免疫療法の門戸が開かれました。先に発売されていた液剤のシダトレンでは小刻みに量の調節がありましたが、シダキュアでは2,000単位と5,000単位の2種類のみで2段階で簡便です。ダニ舌下錠のミティキュアと同じやり方です。液剤のシダトレンは維持量が2,000単位でしたが、シダキュアの維持量は5,000単位に増量になっています。より効果的な気がしますが、その分副作用の発現はどうか気になります。シダトレンが舌下に2分間含んで嚥下するのに対し、シダキュアでは1分間の保持で済みます。この点も簡便でより服用しやすくなっていると言えます。保存も室温でよく旅行などでも携帯できます。ただ発売後1年間は最大で2週間分しか処方できない点が最大のネックになってきそうです。それでも構わないという方はぜひこの機会にシダキュアによるスギ舌下免疫療法を始めてください。すでに6月30日より12歳未満の子供を中心に治療を開始しています。希望される方はまずスギのIgE抗体を測定する必要がありますので一度診察を
受けてください。
 8月13日(月)から8月18日(土)までお盆休みになります。
ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

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