院長コラム

2018.05.16更新

GWが終わってヒノキ花粉の飛散も終了しました。今年は3月中のスギ花粉は昨年より多い印象ですが、4月のヒノキはそれほど多くない様に感じています。総量ではさほど多くなく昨年一昨年と変わりなしというところでしょうか。この様な大阪の状況とは全く違うのが東京です。猛烈なスギ、ヒノキの飛散状況です。ヒノキは観測史上最高の飛散量を記録したそうです。関東地方のスギ林は関西とは比べものにならないのでしょう。日光のスギ林は財団が保護しており約12500本とギネスブックにも記録されているそうです。今年も舌下免疫療法を続けていた人は大なり小なり恩恵があったようです。日頃からの地道な努力が実を結んでいると考えられます。その時だけ症状緩和薬を飲んで充分満足な状態になるのであればそれでいいのでしょうが、充分緩和が得られないのであれば、基礎的治療として舌下免疫療法をそして上乗せ治療として緩和薬を使用するという考え方がお勧めです。
1つの治療法で完全を期すのではなく、複数の治療法で完全を目指した方が効果に期待ができます。今年もそろそろスギ舌下免疫療法を来シーズンに向けてスタートします。現存のものは液剤ですが、6月になれば舌下錠が発売される見込みです。ただ新薬のため最大2週間しか処方できないことがネックとなります。2週間に一度の来院が可能な方には随時舌下錠に切り替えていく予定です。今の液剤の維持量の2000単位から舌下錠では5000単位に上がるのでさらに効果は期待できそうです。今続行中の方には変更の意思有りかどうか一度お伺いしますのでご安心ください。千里の道も一歩から。充分な安息は地道な治療の上に成立します。ご相談ください。

5/31(木)から6/2(土)まで日本耳鼻咽喉科学会総会に参加するために休診いたします。ご理解の程お願いいたします。

 

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.04.17更新

造幣局の通り抜けもあと少しとなり、桜の季節は終わろうとしています。今年はスギ花粉に始まりヒノキの花粉もしっかりと飛散したようです。昨年は飛散量が少なく、一昨年以来という受診者が多かったようです。例年大阪ではスギ花粉の飛散が少ないためスギのIgE抗体を持っていても症状発現は4月からという方が多いのですが、今年は早く症状が出ましたと受診された方が多くいました。勿論抗体を持っていればどちらの花粉にも反応するはずです。決して治ったり症状が何か軽くなったりなどということはありません。これは一生のお付き合いになります。そこでそんな長い付き合いになるのだったら一時的に症状を緩和する抗アレルギー剤などでお茶を濁さず、根本的な治療を選ぶことをお勧めします。スギ舌下免疫療法です。今はスギ舌下免疫療法の薬剤は液体ですが、もうすぐ舌下錠が発売される予定です。液剤より扱いは楽ではないかと考えています。年齢制限もなくなる見込みとのことです。新たに発症された子供さんには扱いも楽なのでとてもいいチャンスではないかと思います。今のヒノキの花粉が落ち着いた頃の5月下旬以降で新しい舌下錠で根本的治療にぜひ挑んでいただきたいと思います。興味をお持ちの方は5月下旬に一度受診をお願いいたします。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.03.19更新

3月に入り暖かい日が続き出した途端にスギ花粉の飛散が始まりました。前半の2週間はしっかりと毎日飛散がありました。昨年はほとんど自覚されなかった方も今年は花粉症症状に悩まされているのではないかと思います。16日に1日雨が降って中休みとなりましたが、まだまだ飛散が予想されます。例年3月最終週にはヒノキ花粉の飛散も始まります。基本は花粉の吸入を避けることですので、マスク、帽子、メガネなどで予防に努めて下さい。それでも症状の出る人は薬を飲んで下さい。OTC医薬品(一般用医薬品)でも今は処方箋で買う薬と同じ成分のものがあります。自分でコントロールできる人はOTC医薬品で、いろいろな指導や情報を希望する人はクリニックの受診をお勧めします。今年は長期処方できるようになった新薬もあります。処方の範囲も広がっています。それでも今年の花粉症に懲りた方にはスギ舌下免疫療法をお勧めします。今シーズン直前に始めた方でもすでに症状緩和薬を必要としない方もいらっしゃいます。個人差はあるもののやはり効果は確実にあると言えます。1つの治療法でいいというのではなく、数種の組み合わせで乗り切って行くのが今後のやり方になるのではないかと思っています。興味のある方は是非一度ご相談ください。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.02.20更新

2月も半分以上過ぎましたが、未だにインフルエンザの方がたくさん受診されます。この数年間では最も寒く、インフルエンザの罹患者数が多い年ではないでしょうか。通常はA型の流行のあとB型の流行となるのですが、同時に流行を継続しています。特にB型感染者が多く、症状も個々様々で典型的といえる例のほうが少ないようです。咳と咽頭痛で始まり、高くない発熱と解熱を繰り返したり、お腹の症状があったり、中にはほとんど発熱・風邪症状のない人からも迅速キットで数多くB型インフルエンザが検出されています。そのため抗インフルエンザ薬を服用するタイミングを逃すことも少なくありません。発熱・風邪症状の有無に関わらず全身倦怠感・関節痛などはっきりしない「しんどさ」があれば早めに一度迅速キットでの検査を受けていただく必要があるのではないかと思います。早めの受診と検査がインフルエンザの蔓延を防ぐことに繋がります。ご注意ください。そしてこの寒波のせいでスギ花粉飛散は遅れているようですが、2月20日を過ぎれば確実に花粉症症状はやってくるはずです。そろそろスギ花粉症予防の対策をご準備ください。新しい抗アレルギー薬も発売されて、内服薬の選択肢も増えています。以前と違って眠気を伴わない内服薬が主流となってきています。昨年の薬の残りを持ってない方は急いで受診していただきご準備ください。

 

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2018.01.16更新

あけましておめでとうございます。
寒さの厳しい日が続いておりますが、皆様の体調はいかがでしょうか。年末にB型インフルエンザが流行の兆しを見せていましたが、年が明けて成人の日の連休あたりからA型インフルエンザが急激に増加傾向にあります。すでに1月第2週目でAとBが混在するような状況です。全般的にはA型の方が高熱なようですが低めの方もいます。熱が上がったり下がったりのような傾向の方はBであることが多いようです。他の症状では咳が多く鼻水、頭痛、全身倦怠感、悪寒などです。そのような風邪症状がはっきりしないことも少なくありません。治療は抗インフルエンザ薬であるタミフル、リレンザ、イナビルですが、A型に対しては問題なく解熱していますが、B型に対してはすっきり解熱しないことがあります。微熱が残っていたり、4,5日目で再度発熱したりすることがあります。使用した薬剤での差はなさそうです。学校保健法では解熱後2日間、発熱後(発熱日はカウントしません)5日間は出席停止になります。B型の場合、熱型が不安定ですので、いつから出席できるかは解熱後に医師に相談してください。お勤めの場合もこれに準じていただいたほうが感染の拡大を防ぐことができます。十分な睡眠と栄養、マスクと手洗い、うがいでインフルエンザへの感染を防いでこの冬を乗り切ってください。
今年もよろしくお願いいたします。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2017.12.12更新

今年も残すところあとわずかとなりました。この1年健康に過ごすことができましたでしょうか。そろそろインフルエンザも流行りだしています。例年A型がまず検出されるのですが、B型が先に数例検出されています。どうもAもBも混合しているようです。まだ爆発的な流行は見られていませんが、今後増加していくものと考えられます。ワクチン接種のまだの方は急いでください。あと予防は手洗いうがいとマスクを励行してください。
来シーズンのスギ花粉症のお話ですが、スギ舌下免疫療法のスタートはしばらくお休みになります。次はシーズン後の6月以降に再開となります。そのころには適応年齢が引き下げられていて今より力価の高い舌下錠が承認されている可能性があります。それに合わせて再開いたします。ただしダニ舌下免疫療法は通年で行っています。今月よりレーザー治療の予約が始まっています。治療の実施は1月中ですが、予約はすでに行っています。レーザー治療を受けようと考えている方は一度早めの受診をお願いいたします。

年末は12/29(金)の午前診まで行います。
年始は1/6(土)から平常通り行います。
薬など必要な方は調整をお願いいたします。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2017.11.15更新

11月に入って寒い日が続いています。気温の下降と反比例するかのように風邪ひきの方が増加しています。10月のインフルエンザの検出を報告はしましたが、その後まだ続いて検出されるような流行は見せていませんので、今の間にワクチン接種を済ませてください。ワクチン不足が公になっていますが、本格的なシーズンはまだまだですのでどうか焦らずに再供給をお待ちください。
来シーズンのスギ花粉症は多くないと予想されています。それでも戸外で活躍する学童期の子供たちにとっては強く症状を表すことになると思われます。来年の春以降でスギもダニも舌下免疫療法の適応年齢が12歳から5歳に引き下げられる予定です。引き下げが行われればぜひスギ花粉症の子供もダニアレルギーの子供も舌下免疫療法を行っていただいて、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみに煩わされることなく学校生活を過ごして下さい。症状があるけれどどのようにして始めるかわからない方は一度受診していただいて診察・血液検査を受けていただきます。スギ・ダニ両方の抗体がある場合はいつの季節が最もひどいかなどを参考に一方から始め副作用などに問題なく継続できるようでしたら途中で両方を併用します。具体的なことはご相談ください。
11/24(金)11/25(土)日本耳科学会総会への参加のため休診いたします。ご迷惑をおかけしますがご了承ください。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2017.10.16更新

10月も半分が過ぎ気温の低下とともに風邪症状の方の受診が増加しています。乳幼児の鼻汁・咳による受診も増えそれに伴い中耳炎の子供も増加しています。乳幼児ではなかなか中耳炎のサインがわかりにくく結構発見までに時間がかかっていることもあります。風邪症状があって発熱を伴ったり、夜間のぐずりがある場合は小児科受診だけでなく、ぜひ耳鼻科での中耳炎のチェックも受けてください。それにより早期の解熱と症状緩解を得ることができます。反復して起こる急性中耳炎や中耳の滲出液の遷延化といった難治性の中耳炎もたまに見られますので、まずは鑑別を受けていただくことが重要です。耳鼻科では長期的な視野に立っての治療計画を立てていきます。
昨年に続きすでに10月前半でのインフルエンザA型の検出がありました。今後徐々に増加してくることも考えられますので、インフルエンザワクチン接種の準備を進めて下さい。最近大人も子供も過労から免疫の低下を招き種々の感染症にかかっている方が目立ちます。無理なスケジュールや睡眠不足を避けていただき、余裕をもって予定を立ててください。子供がまず最初に感染症にかかります。さらに手洗い・うがい・マスクを忘れずに守ってください。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2017.09.20更新

9月に入り秋の訪れが早く感じられています。例年通り8月の最終週からブタクサ花粉の飛散があり、ダニの死骸増加によるダニアレルギーの方の症状出現と鼻の症状が出ている方が多いようです。小さい子供は朝夕の気温の低下から感冒の罹患が増え、やはり鼻水の出ている人が増加しています。中には咳と高熱の続く幼児も散見されます。例年11月頃に流行する冬の呼吸器感染症の代表であるRSウイルスによる感染症が今年は7月頃から増えています。比較的重症の咳と膿性でない鼻水、そして3~4日続く高熱がRSウイルスによる感染症の典型的な症状です。2.3歳までにほぼ100%初感染を起こすのですが、母親からの抗体がなくなったころから症状が重症化しやすくなります。気管支炎や細気管支炎、肺炎となって入院を要することも珍しくありません。RSウイルス罹患中の中耳炎もよく認められます。しかしながら抗生物質は効きません。RSウイルス自体をやっつける薬はありませんので対症療法となります。1歳までは迅速キットによる検査が保険適応となっています。比較的重症の咳、鼻水と高熱が出たなら何歳でも一度検査のための受診をお勧めいたします。当院では年齢にかかわらず検査を行っています。重症化する前に早めの受診による診断が重要です。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

2017.08.13更新

7月の終わりから8月前半にかけて連日猛暑日が続いています。日本列島を縦断した台風5号も発生しましたが、大阪は被害があまりなかったようです。連日の高気温のせいか疲れて扁桃炎やウイルスによる感染である夏風邪といわれる感染症の方が多く受診されます。
なかでも全国的にも発生が多いとされる「手足口病」が一番頻度が多いようです。最近は大人も感染して受診されます。手足口病はコクサッキーウイルスによって発症するのですが、10年ほど前からエコーウイルスによるものが報告されてから発症数が多くなり、発症期間も長くなってきています。特効薬はありませんので対症療法になります。幼稚園、保育園への登園停止はありません。
本人の熱が下がって全身状態が改善していれば登園していただいて問題ありません。あと初冬の風邪の代表である「RSウイルス感染症」も流行っています。2歳前後の初感染の時に重症化する可能性があります。似たような感染症で「ヒトメタニューモウイルス感染症」というのがあります。
こちらはどちらかというと初夏の感染症です。これらが織り交ざって受診されているのが現況です。ご注意ください。いずれも特効薬はありません。迅速キットで診断はすぐにつきますので高熱であれば受診ください。
8/13(日)から8/20(日)まで休診いたします。ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

前へ
院長コラム中耳炎.com 森口耳鼻咽喉科森口耳鼻咽喉科 youtube 当院が紹介されました!