院長コラム

2017.06.14更新

とうとう梅雨に入りましたが、意外に朝夕涼しい日が続いています。
寝屋川市・枚方市では各学校とも耳鼻科健診が終わり、何らかの病気の疑いのある子供が用紙を持ってたくさん当院を受診されています。中でも多いのが「耳垢栓塞」です。
耳垢があることが病気ではなく、鼓膜の確認ができなかった場合につく病名です。
プールに入るにあたって鼓膜に穴があっては入れない場合もありますので、一度きちんと耳垢を取り除いて鼓膜の状態を確認してもらう必要があるということです。
耳鼻科健診で用紙をもらった人はできるだけプール授業の前に受診してください。
それとは別に学年によって聴力検査による健診があります。これも特に聞こえにくいなどの自覚がなくても用紙をもらってくる場合があります。
耳鼻科で行うように防音室に入ってまでは行っていないため多少周りの環境音で邪魔をされるかもしれませんが、あくまでスクリーニング検査ですので、難聴の疑いがあるということなら一度きちんと耳鼻科で精密な聴力検査を受けてください。
低学年では滲出性中耳炎による軽度の難聴が多いのですが、中には感音難聴心因性難聴も含まれています。軽度の感音難聴やある周波数だけの感音難聴では言葉の遅れも発音の変化もないことがほとんどです。
心因性難聴では、日常生活上家族での会話は問題ないことが多いですが、検査をすると軽度から重度まで様々な程度の難聴を示します。
耳鼻科だけの問題ではなく最終的に精神科でのカウンセリングを必要とする場合もありますので放置しないことが大切です。
難聴疑いの用紙をもらったら必ず耳鼻科で精密な聴力検査を受けてください。
話題は変わりますが、スギ花粉症に対する舌下免疫療法が来シーズンに向けて始まっていますのでご希望の方は今のうちに受診してください。備えあれば患いなしです。

投稿者: 森口耳鼻咽喉科

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